接着にこだわった症例

本日はラバーダム防湿下にてジルコニアクラウンを装着した症例です!
最後臼歯部のラバーダム防湿はかなり難易度が高く、今回は特殊な形状のラバーダムクランプを使用してジルコニアクラウンを装着しました☺️
ZOOという機材を使用して行うことも多々ありますが、パウダーフローやサンドブラストを歯質に当てた際に歯肉から出血することがあり、その出血が接着阻害を起こす危険性があります。
そのためできる限りラバーダム防湿を行うことで脱離するリスクを最大限に低減できます!
さらにセメントが歯肉の深くに入り込まないため、セメント残存のリスクも少なくなります
自費診療は高価ですが、より高精度な治療を行えます。
高度な医療を体験したい方はぜひ北川歯科医院にお越しください!
費用:ジルコニアクラウン (9.9万円/本)
【メリット】
・汚れが付着しにくい
・強度が高い
・金属アレルギーの心配がない
・生体親和性が高い
【治療によるリスク】
・過剰な衝撃が加わると破損する可能性がある
・色調を合わせることは難しい場合がある
ラバーダム防湿

特殊なクランプを用いてラバーダム防湿を行なっています。
第二大臼歯の場合ラバーダム防湿を行なって補綴物を装着するのは非常に難しいです。
歯垢染色液で歯の表面の汚れを染め出します

接着阻害因子となる歯の表面の汚れを染め出し、徹底的に綺麗にします。
エナメル質のエッチング

エナメル質にエッチングという処理を行います。
装着

周りの白い粉はサンドブラストと呼ばれる細かい粒子です。表面の汚れを取り、凹凸のある粒子を吹き付けることで歯質の表面積が増大し、接着力が上がります。完全防湿下で装着することで脱離や破損のリスクは大きく下がります。