反対咬合は早期介入がポイント!

今回は重度の反対咬合の治療について紹介します!反対咬合は見た目が悪いだけでなく将来的に歯を喪失するリスクが高いとされています。80歳で20本以上の歯を残そう(8020運動)という取り組みが行われている中、受け口(反対咬合)の方で8020を達成した人は0%だったという報告がされています。
将来的に健康な歯を維持するためには矯正治療は最善の予防治療と言えるでしょう。
反対咬合になってしまう原因

今回は重度の反対咬合の治療について紹介します!反対咬合になってしまう原因には
・遺伝的要因
・上顎骨の劣成長
・下顎の過成長
・上唇の噛み癖
など様々に挙げられますが、ほとんどの症例が上顎骨の劣成長が一因となっています!
そのため急速拡大装置を用いた上顎骨の成長促進が必要となります。
また、上顎前方牽引装置というものを使用して改善を図ることも検討します。
反対咬合の治療開始時期

反対咬合の治療はなるべく早期に開始することが望ましいです。
開始時期が遅れるとどんどん下顎の成長が促進され手遅れになってしまいます。
そのため、今回の症例のように永久歯が生えてからでは手遅れになる場合もあります。
上顎骨の拡大

当院では上顎骨の急速拡大を行うことで骨の成長を促進する治療を行なっています。
子どもの頃に歯が生えるスペースを作ることで将来的な抜歯矯正や外科的矯正治療を避けられる可能性があります。
治療後

今回は早期介入により受け口は改善しました!
反対咬合はこれ以上、介入が遅れると最悪の場合は外科的な治療が必要となるため早期の受診をおすすめいたします。子供の頃であれば骨格の矯正ができるため、このように改善されましたが、大人になってから治すのは非常に難症例となってしまう場合がありますので、お子様のことでお困りの方は北川歯科医院までお問い合わせください☺️